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第23回 バックアップを取得する(増分と差分)

投稿日:2018.10.19 | カテゴリー: 記事

前回は「tar」コマンドによる基本的なバックアップ方法を紹介しました。紹介した方法は、バックアップ対象となるすべてのファイルやディレクトリーをアーカイブ化して一つのファイルに保存する「フルバックアップ」です。このフルバックアップは、毎日実施するバックアップには向きません。バックアップに時間がかかりますし、日々のアーカイブファイルには重複するファイルやディレクトリーが数多く含まれてバックアップデータが肥大化する恐れがあるからです。

日々のサーバー運用管理では、フルバックアップだけでなく、「差分バックアップ」(Partial backup)または「増分バックアップ」(Incremental backup)を併用します。それにより、バックアップ時間を短く、バックアップ保存先の容量を無駄なく抑えられます(図1)。

図1 日々のバックアップ

第22回 バックアップを取得する(tarコマンド)

投稿日:2018.10.12 | カテゴリー: 記事

サーバーの運用管理で日々のバックアップは重要な作業です。第7回第12回で説明したRAID(Redundant Arrays of Inexpensive/Independent Disks)のよるデータ保護では、操作ミスや不正アクセス、ウイルスなどによる、データの変更(改ざん)や消去を防げません(図1)。バックアップを併用することで、大切なデータがすべてなくなってしまう最悪の事態を避けられます。

図1 データの変更(改ざん)や消去に有効なのはバックアップ

サーバーのバックアップツールには、さまざまなものがあります。また、第6回で説明した、Linuxなどのストレージを柔軟に管理する仕組み「LVM」(Logical Volume Manager)のスナップショット機能を用いればバックアップの取得が可能です。

ただし、専用のバックアップツールを導入していない、LVMを利用していない環境でもバックアップを取得できるように、まずはLinuxが標準で備える「tar」コマンドによるバックアップ取得方法を知っておきましょう。

第21回 ログを収集する(rsyslogによる一元管理)

投稿日:2018.10.5 | カテゴリー: 記事

カーネルやシステムに関連するログを収集・制御するソフトウエア「rsyslog」は、1台のサーバーで複数のサーバーのログを一元的に管理する機能を備えています(図1)。

図1 複数のサーバーのログを一元管理

今回は、3台のサーバーを用意し、その中の1台をログ管理サーバーとしてログを一元的に管理してみます。なお、いずれのサーバーもOSとしてUbuntu Server 16.04 LTSが稼働しているものとします。

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