シェルスクリプトマガジン

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第18回 オンラインストレージを作る(Nextcloud)

投稿日:2017.12.29 | カテゴリー: 記事

ファイルの保存ややり取りに、GoogleドライブDropboxOneDriveなどの「オンラインストレージ」サービスを利用している人も多いでしょう。オンラインストレージは、インターネット上に配置されたファイル共有サーバーです。インターネットに接続できる環境があれば、いつでもどこでもその上に保存したファイルにアクセスできます。
今回は、このオンラインストレージをUbuntu Server上に構築します。オープンソースのオンラインストレージソフトとしては「Nextcloud」が有名です。ユーザーインタフェースの見た目もよく、パソコンやスマホ向けにファイル同期用の専用クライアントソフトが用意されています。
Nextcloudはプログラミング言語「PHP」で書かれています。動かすには、WebサーバーソフトのApache HTTP Server(以下、Apache)、データベース管理システムのMySQLまたはMariaDBが必要です(図1)。

図1 Nextcloudの動作環境

Open USP Tukubaiシンプルレシピ Part1 テキスト編 (前半・帳簿を作る)

投稿日:2017.12.26 | カテゴリー: 記事

Tukubai、それはシェルスクリプトの使い易さを加速させるコマンド群。
前号では、そのオープン版“Open usp Tukubai”を紹介したが、やり残したことがあった。
豊富なレシピの紹介である。
そこで今号と次号の二回に渡り、Tukubaiの、特に実際のコーディングスタイルが分かり易いレシピを特集する。
「シェルスクリプトとは、僅かなコマンドの追加で、こんなにも応用の効く言語になるのか!」と、あなたはきっと驚くことだろう。

written by USPマガジン編集部

本記事は、USP MAGAZINE vol.5(2012年夏号)掲載記事のWEB再録記事(前半部分)です。

後半は2018年1月9日に公開予定です。

本記事掲載のUSP MAGAZINE vol.5は以下リンク先でご購入できます。

準備 Tukubaiを知り、そして始める。

Tukubai は、シェルスクリプトをプログラム開発言語として本気で使うべく作られたコマンド集だ。これを制作したUSP 研究所は実際に、Tukubai を用いて様々な業務システムの開発や開発支援を行っている。
2012 年2 月、このうち使用頻度が高いもの中心に選ばれ、オープンソースとして公開された。それがOpen usp Tukubai である。

シェルスクリプトで開発するのはなぜか

■ なぜシェルスクリプト?
意外に思うかもしれないが、シェルスクリプトは上手に使えば、C 言語並のハイパフォーマンスなプログラムを、C 言語より遥かにラクに作れる。
ヒミツは、Unix システムコールやライブラリーの殆ど素の能力を、Unix シェル自身やコマンド(cat, sed, awk, grep 等々……の馴染みのもの)から直接使える点にある。
Unix システムコールやライブラリーはカーネルに直結しており、コンピューターの本気の性能や堅牢性の恩恵に預かれるのだ。Unixシェルはいわばその上に被さる薄い皮。だから、使わない手はない。

■ なぜTukubai?
しかし、実際の業務アプリケーションやWeb アプリケーションを作ろうとすると、そこで頻出する処理を簡単にやってくれるコマンドがなかなか無い。一般的にシェルスクリプトが開発言語として利用されない理由もここにある。そこを補うべく作られたものがTukubai というわけだ。
本特集では、Tukubai を使うと、どんなことができて、それはどんなふうに書けるかということがわかるレシピを紹介しよう。

第17回 ブログサイトを作る(ユーザー追加と記事投稿)

投稿日:2017.12.22 | カテゴリー: 記事

今回は、WordPressで構築したブログサイトへのユーザー追加と記事投稿の方法を紹介します。ユーザーの種類(ロール、役割)は「購読者」「寄稿者」「投稿者」「編集者」「管理者」の5種類に分かれています(図1)。

図1 WordPressのユーザーロール

それぞれのユーザーは、自分専用の管理画面を持つことができ、それぞれの権限においてプロフィールの変更、記事の投稿、寄稿記事の査読や公開、システムの運用管理などが可能です。

第16回 ブログサイトを作る(メール配信)

投稿日:2017.12.15 | カテゴリー: 記事

前回は、オープンソースのブログソフト「WordPress」をインストールしてブログサイトを構築しました。このWordPressでは、メールを使って各種情報を通知します。そこで使い始める前に、Ubuntu ServerにSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバーをインストールして、米Google社のフリーメールサービス「Gmail」経由で通知メッセージを配信する環境を構築します(図1)。

図1 メール配信機能を追加する

第15回 ブログサイトを作る(WordPress)

投稿日:2017.12.8 | カテゴリー: 記事

今回は、今まで紹介したWebサーバーソフト「Apache HTTP Server」(以下、Apache)とデータベース管理システム(DBMS)「MariaDB」、フリーのブログソフト「WordPress」を組み合わせてブログサイトを構築します(図1)。

図1 WordPressでブログサイトを構築する

WordPressは人気が高い、フリーのブログソフトです。プログラミング言語の「PHP」で開発されています。サードパーティー製など、さまざまなプラグイン(アドオンソフト)が提供されていて、機能拡張が簡単にできます。実は、シェルスクリプトマガジンのサイトもWordPressを使っています。ここでは2017年11月21日に公開されたバージョン4.9ではなく旧版を利用していますが、バージョン4.9でも手順は同じです。

第14回 データベースを作る(権限)

投稿日:2017.12.1 | カテゴリー: 記事

前回は、データベース管理システム(DBMS)「MariaDB」のデータ操作方法を紹介しました。今回はユーザーを登録し、そのユーザーに対してデータベースやテーブルの各種操作権限を設定します。
MariaDBの初期状態では、管理者となる「root」しか登録されていません。このrootユーザーならMariaDBのすべての操作が可能ですが、rootだけでMariaDBを運用するのはセキュリティ上問題です。
MariaDBには、Ubuntu ServerなどのOSに関係ない専用のユーザーを複数登録できます。このユーザーごとに、データベースやテーブルへの各種操作に対する許可や禁止を設定できます(図1)。

図1 データベースやテーブルに対してユーザーごとに各種操作権限を設定できる

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