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第8回 ストレージの可用性を高める(ソフトウエアRAIDの構築1)

Ubuntu ServerでRAIDを構築する

RAID 1、RAID 5、RAID 6いずれもインストーラーを利用した構築方法はほぼ同じなので、まとめて説明します。準備として、RAID 1は2台以上、RAID 5は3台以上、RAID 6は4台以上のストレージをマシンに接続しておきます。

連載「UbuntuではじめるLinuxサーバー」の第2回で紹介した手順に従って、Ubuntu Serverのインストールを進めます。第2回に示した図17の「ディスクのパーティショニング」画面になったら、カーソルキーで「手動」を選んで[Enter]キーを押します(図2)。

図2 手動でパーティションを作成

(1)RAIDパーティションを作成する

図3のような画面が開きます。中央にはマシンに接続されたストレージが一覧で表示されます。カーソルキーでどれかのストレージを選んで[Enter]キーを押します。

図3 接続されたストレージが一覧で表示(赤枠)

ここでは、何も書き込まれていないストレージを利用しているので、パーティションテーブルを作成する画面が開きます(図4)。「はい」を選んで[Enter]キーを押します。

図4 パーティションテーブルを作ってストレージを使えるようにする

図5のように「空き領域」が作成されます。その「空き領域」を選んで[Enter]キーを押します。

図5 空き領域が作成された

図6の画面で「新しいパーティションの作成」が選ばれた状態で[Enter]キーを押します。

図6 新しいパーティションの作成