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第9回 ストレージの可用性を高める(ソフトウエアRAIDの構築2)

Ubuntu ServerでRAIDを構築する

UEFIの場合もRAID 1、RAID 5、RAID 6の構築方法はほぼ同じなので、まとめて説明します。準備として、RAID 1は2台以上、RAID 5は3台以上、RAID 6は4台以上のストレージをマシンに接続しておきます。さらに、EFIシステムパーティション用のストレージもつないでおきます。EFIシステムパーティションの容量は100Mバイト程度でよいのでUSBメモリーでも構いません。

連載「UbuntuではじめるLinuxサーバー」の第2回で紹介した手順に従って、Ubuntu Serverのインストールを進めます。第2回に示した図17の「ディスクのパーティショニング」画面になったら、カーソルキーで「手動」を選んで[Enter]キーを押します(図2)。

図2 手動でパーティションを作成

前回の「(1)RAIDパーティションを作成する」「(2)スワップ領域のパーティションを作成する」の手順は同一です。「(3)ルートファイルシステムのパーティションを作成する」も「起動フラグ」を「オン」にできないだけで、それ以外の手順は同じです。

EFIシステムパーティションに割り当てるもの以外のストレージに、(1)~(3)の手順でスワップ領域とルートファイルシステムに割り当てるパーティションを作成します。「(4)RAIDアレイを構築する」「(5)RAIDアレイを割り当てる」の作業もほぼ同じです。なお、図3の画面が表示されたら「はい」を選択して[Enter]キーを押します。これでUEFIモードでインストールが続行されます。

図3 UEFIモードでインストールを続行

図4の画面になったら、EFIシステムパーティションを作成します。

図4 スワップ領域とルートパーティションを作成