2018年4月26日に「Ubuntu 18.04 LTS」がリリースされました(図1)。今まで連載で紹介してきた「Ubuntu 16.04 LTS」に代わる長期サポート版(LTS)です。Ubuntu 18.04 LTSでは、カーネルを含む多くのソフトウエアが更新されました。
サーバー版の「Ubuntu Server 18.04 LTS」では、ネットワークユーティリティーとして「NetPlan」が採用され、ネットワーク設定は「systemd-networkd」というデーモンで管理されています。また、デフォルトのインストーラーが「Subiquity」となり、九つのステップで簡単にインストール可能になりました。
今回は、このUbuntu Server 18.04 LTSをSubiquityでインストールする方法と、ストレージを柔軟に管理する仕組み「LVM」(Logical Volume Manager)を設定したインストール方法を紹介します。Subiquityでは、インストールが簡単になった分、LVMが設定できません。