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第11回 ストレージの可用性を高める(RAIDの運用管理)

3回にわたって、Ubuntu Server 16.04 LTSにおけるRAIDアレイ(ソフトウエアRAID)の構築方法を紹介しました。複数のストレージを使ってRAIDを構成したことで、可用性を高めることができました。しかし、安心はできません。ストレージの故障から復旧するまでの間は、高可用性を確保できないからです。

常にRAIDの状態を監視し、ストレージの故障を発見したときはすぐに新しいストレージを割り当て完全復旧しなくてはいけません(図1)。よって、今回はRAIDの運用管理方法について解説します。

図1 RAIDアレイの監視