28行目の「mv」コマンドで「画像/処理済み」ディレクトリに入力されたファイル名に書き換えて写真データを保存します。29行目で書き換えた旨のメッセージを表示し、30行目で次の写真データの重複チェックができるようにname_check変数を初期値(1)に戻しています。
31行目で「[Enter]キーを押してください。」を表示し、32行目のreadコマンドで[Enter]キーで次のファイル名の書き換え処理に移れるようにしています。変数「key」を指定していますが、この変数の値はどこにも利用していません。
33行目ではclearコマンドで画面をきれいにしています。
今回も1行ずつ内容を理解しながら、テキストエディタを使って例のシェルスクリプトを作成してください。作成して保存したら、実行してみましょう。
まず、次のように「chmod」コマンドでシェルスクリプトに実行権限を与えておきます。「+x」で実行権限が付与されます。
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$ chmod +x photo_rename1.sh |
次のように実行すると、最初の写真データがアスキーアートで表示され、ファイル名の書き換えができます(図1)。
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$ ./photo_rename1.sh |
すべての写真データのファイル名を書き換え終えると処理が終了します。
シェルスクリプトマガジン編集(あ)