シェルスクリプトマガジン

第3回 写真を整理する

 それでは、1行ずつ見ていきましょう。1行目は連載でおなじみになった「シェバン」です。第1回)で説明しました。

 3行目では、変数「photo_directory」に写真データが保存されているディレクトリ(ここでは「画像」)を代入しています。このようにおけば、ディレクトリ名が変わってもこの行だけ書き換えればよいことになります。

 「${photo_directory}」が変数値に置き換わるので、「${photo_directory}/処理済み」は「画像/処理済み」となり、ホームディレクトリの下の「画像/処理済み」というディレクトリが作成されます。「-p」オプションは、そのディレクトリが存在した場合は作成しない指定です。このオプションを指定しないと、「mkdir: cannot create directory ‘画像/処理済み’: File exists」のようなエラーが画面に出力されるのでそれを防いでいます。