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第2回 パソコンのストレージをバックアップする

ddコマンドでバックアップ

 USBメモリーからLinuxが起動する状態になりました。ddコマンドを使って、パソコン内蔵ストレージを丸ごとバックアップしましょう。
 先ほどの再起動後に図7の画面が開くので「Start Lubuntu」が選ばれた状態で[Enter]キーを押します。そのまま待っても構いません。

図7 「Start Lubuntu」が選ばれた状態で[Enter]キーを押す

 しばらくするとLubuntuのデスクトップ画面が開きます(図8)。

図8 Lubuntuのデスクトップ画面

 開いたら、[Ctrl]キーと[Alt]キーを押しながら[T]キーを押してコマンドを実行できる端末を起動します。端末が開いたら、次の「lsblk」コマンドを実行します。lsblkコマンドでは、パソコンに内蔵または接続されている外付けストレージの一覧を表示できます(図9)。

図9 端末上でlsblkコマンドを実行

 「NAME」がストレージのデバイスファイル名(後述)、「SIZE」が容量です。NAMEの「sda」がLubuntuのメディアとなるUSBメモリーです。
 sda以外のものから、ストレージの容量を用いてパソコン内蔵ストレージを特定します。ここでは「mmcblk0」がパソコンの内蔵ストレージだと分かります。
 次に、先ほどバックアップの保存先として用意した外付けストレージをパソコンに接続します。図10のウィンドウが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。これで、Lubuntuから外付けストレージに対して読み書きができます。

図10 外付けストレージを自動検出したメッセージ


 再度、lsblkコマンドを実行してください。NAMEに「sdb」が追加されています(図11)。

図11 外付けストレージが追加

 これが保存先となるストレージのデバイスファイル名です。その下にある「sda1」がストレージ内のパーティションです。Linuxでは、パーティションをどこかのディレクトリにストレージ内のパーティションを割り当てると読み書きができます。割り当て先は「MOUNTPOINT」に書かれています。ここでは「/media/lubuntu/703A-692E」ディレクトリに割り当てられています。