RAID 5は、図4のような構成になります。データ、データから計算したパリティーを複数のストレージに分散して書き込みます。1台のストレージ内のデータを失ってもパリティーから失ったデータを生成できます。
なお、書き込み時はパリティーの計算および、データ読み出し後のパリティー再計算があるので、RAID 1や単体のストレージよりも処理が遅くなる可能性があります。
RAID 5では、2台以上のストレージが故障した場合はデータの復旧ができません。RAID 6は、RAID 5を拡張して2台までのストレージが故障しても復旧できるようにしたものです。
RAID 6は、図5の構成になります。データおよび、異なる計算で得られた2種類のパリティーを複数のストレージに分散して保存します。2台のストレージが故障しても2種類のパリティーからデータを復旧します。なお、書き込み時の性能に関してはRAID 5と同様の問題があります。