社内サーバーなどの運用管理で見落としがちなのが「電源」に対する保護です。安定した電圧や電流を常に供給しなければ、サーバーが不安定になって停止や故障しかねません。
安定した電源を確保するための重要なハードウエアが「無停電電源装置」(UPS:Uninterruptible Power Supply)です。UPSを用いると、電圧値や電流値が低下したときに補えたり、電源断が発生したときに自動シャットダウンでサーバーを安全に停止させたり、雷などによる異常な高電圧を防いだりできます(図1)。
今回は、このUPSをサーバーにつないでサーバーの電源を制御する方法を紹介します。管理するサーバーには、Ubuntu Server 16.04 LTSがインストールされているものとします。