バックアップを復元するには、
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$ mkdir ~/backup $ cd ~/backup $ sudo tar -g backup.snar xpvf /nmt/incrementalbackup-日付.tar.gz ← 日付の古いものから順に繰り返す |
のように実行します。フルバックアップのアーカイブファイルと、すべての増分バックアップのアーカイブファイルが同じ場所に展開されます。ここでも~/backupディレクトリーを作成し、その中に展開しています。
今回は、日々のバックアップ管理で必要な差分バックアップと増分バックアップを解説しました。バックアップの運用方法としては、1週間でサーバー利用の最も少ない日にフルバックアップを取得し、それ以外の日は差分バックアップまたは増分バックアップを実施するとよいでしょう。なお、差分バックアップの場合は復元のためのファイルが少なくて済むので、1週間ではなく1カ月単位でフルバックアップを取得するのでも構いません。
次回は、定期的に処理(ジョブ)を実行する「cron」(クローン)を紹介します。
written by シェルスクリプトマガジン編集部(あ)