次に、パスワードを変更する間隔の最小日数を設定しましょう。なお、セキュリティのためにパスワードは頻繁に変更すべきなので、ここでの設定は覚えておかなくてもよいかもしれません。最小日数を設定するには、「-m」オプションに日数(ここでは4日)を指定して実行します。
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$ sudo chage -m 4 hanako |
chageコマンドで最小日数(Minimum number of days between password change)を確認します。「0」から「4」に変更されています。
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$ sudo chage -l hanako Last password change : 7月 23, 2018 Password expires : never Password inactive : never Account expires : 7月 23, 2020 Minimum number of days between password change : 4 Maximum number of days between password change : 99999 Number of days of warning before password expires : 7 |
それでは、設定を確認するために、hanakoユーザーでログインします。「Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?」には「yes」を入力して[Enter]キーを押します。「hanako@localhost’s password:」にはhanakoユーザーのパスワードを入力して[Enter]キーを押します。
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$ ssh hanako@localhost (略) Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes Warning: Permanently added 'localhost' (ECDSA) to the list of known hosts. hanako@localhost's password: |
ログインしたら、「passwd」コマンドでhanakoユーザーのパスワードを変更します。「現在の UNIX パスワード:」にhanakoユーザーのパスワードを入力して[Enter]キーを押します。すると、「パスワードを変更するには長く待つ必要があります」というメッセージが表示されて、エラーになりました。このエラーは、最終更新日(Last password change)から4日が過ぎていないためです。
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$ passwd hanako 用にパスワードを変更中 現在の UNIX パスワード: パスワードを変更するには長く待つ必要があります passwd: 認証トークン操作エラー passwd: password unchanged |
「exit」コマンドを実行し、hanakoユーザーからログアウトします。
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$ exit |