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第13回 ストレージの使用量を制限する(クオータの設定1)

クオータを使用可能にする

ルートファイルシステムに対してクオータを設定する作業は一般的な方法と少し違います。よって、ここでは、ルートファイルシステムと「/home」を別のファイルシステムとして分け、/homeに割り当てたファイルシステムに対してクオータを設定します(図2)。

図2 ルートファイルシステムと分けた/homeに対してクオータを設定する

Ubuntu Serverをインストールした初期状態では、クオータが使用できません。また、クオータに必要なソフトウエアもインストールされていません。まずは、次のコマンドでそのソフトウエアをインストールします。

クオータを使用可能にするには、対象のファイルシステム(パーティション)をマウントするときに「usrquota」や「grpquota」のオプションを設定します。ユーザー単位に制限するならusrquotaを、ユーザーの所属グループ単位で制限するならgrpquotaを指定します。両方を指定しても構いません。