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第12回 ストレージの可用性を高める(RAIDの復旧)

それでは、前回と同じ三つのストレージ(sda、sdb、sdc)で構成する二つのRAIDアレイ(md0、md1)を例に完全復旧手順を説明します。このRAIDアレイのレベルは「RAID 1」(ミラーリング)で、稼働中(アクティブ)の2台のストレージと、1台のスペアとなるストレージで構成されます(図2)。md0はルートファイルシステム、md1はスワップ領域に割り当てられています。

図2 完全復旧の例にするRAIDアレイの構成