シェルスクリプトマガジン

第8回 自動でアーカイビングする

 19~24行目の「case」文でアーカイブ形式を選んで、アーカイビングを実行しています。case文については第2回を参照してください。

 20行目の「zip」コマンドに「-r」オプションを指定すると、フォルダ内のファイルやサブフォルダもアーカイブ対象になります。21~23行目では、圧縮オプションだけを変えてtarコマンドを実行しています。「c」オプションでアーカイブファイルを作成します。「v」は実行中のメッセージを詳細に出力するオプション、「f」はアーカイブファイルを指定するオプションです。「z」がgzip形式、「j」がbzip2形式、「J」がxz形式です。

 zipコマンドとtarコマンドの実行中のメッセージはどちらも、リダイレクトでログファイルに追記しています。

 25行目で、アーカイビング対象のファイルを、フォルダごと削除しています。26行目でホームディレクトリに戻っています。cdコマンドに引数を指定しなければ、ユーザーのホームディレクトリに移動します。