それでは、仕様やロジックを考えていきましょう。利用するメールサービスは何でも構いませんが、今回も多くのユーザーがいる、米Google社提供の「Gmail」にします。メールの受信プロトコルとしては、「POP」(Post Office Protocol)と「IMAP」(Internet Message Access Protocol)の二つが使用できます。POPの方が受信メッセージの扱いが簡単なので、POPを利用します。
現状では、機械学習などのAI(人工知能)を駆使しても受信メッセージから重要な通知だけを正確に取り出すことは不可能です。そこで、重要な通知に対して目印を付けて、それで選別します。具体的には、メッセージのタイトル(Subject)の先頭に「【重要】」を付けるようにしました。また、メッセージ本体はテキストとして、文字コードはタイトルと本文ともに「UTF-8」とします。
重要な受信メッセージを転送するSNSまたはチャットルームとしては、人気の「Slack」にします。書き込み通知もあり、パソコンやスマートフォンから確認できて便利です。