シェルスクリプトマガジン

Vol.97 ( 2025 . August )

 米Broadcom社の仮想化ソフトウエア「VMWare」のライセンス体系変更により多くの企業が移行先を検討しました。米Red Hat社が提供する仮想化基盤「Red Hat OpenShift Virtualization」もその一つです。ただし、他の移行先とは異なり、Red Hat OpenShift Virtualizationではコンテナ型仮想化基盤「OpenShift」上に仮想マシンを移行します。Kubernetesによる管理が主流になりつつあるコンテナ型クラウド環境で、仮想マシンも一元管理できることは大きなメリットになります。特集1では、Red Hat OpenShift Virtualizationについて分かりやすく解説しています。
 特集2は、オラクルが提供するクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)でのクラウドネイティブアプリケーションの開発です。クラウドネイティブアプリケーションとは、初めからクラウド上で動かすことを前提に設計・開発されたアプリケーションです。新規のアプリケーション開発のみならず、既存アプリケーションのクラウドへの移行にも十分役立つ内容になっています。
 このほか、レポートではWindowsのLinux環境「Windows Subsystem for Linux 2」で動作するLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」、連載「知っておきたいシェル関連技術」では、次世代プロトコル「QUIC」を用いたSSH通信を紹介しています。
 今回も読み応え十分のシェルスクリプトマガジン Vol.97。お見逃しなく!

※記事掲載のコードはこちら。記事の補足情報はこちら

※読者アンケートはこちら

CONTENT
  • 004
    レポート WSL2版Red Hat Enterprise Linux公開
  • 005
    レポート KubeCon + CloudNativeCon Japan開催
  • 006
    製品レビュー PC「ThinkPad X1 Carbon Gen 13」
  • 007
    NEWS FLASH
  • 008
    特集1 Red Hat OpenShift Virtualization
    宇都宮卓也、田中司恩
  • 019
    インタビュー デジサート・ジャパン 二宮要氏
  • 020
    特集2 OCIクラウドネイティブアプリ開発
    曽川宥輝
  • 034
    作りながら学ぶVue.js入門
    大津真
  • 041
    Markdownを活用する
    藤原由来
  • 050
    Raspberry Pi Pico W/WHで始める電子工作
    米田聡
  • 056
    Pythonあれこれ
    飯尾淳
  • 064
    中小企業手作りIT化奮戦記
    菅雄一
  • 070
    知っておきたいシェル関連技術
    麻生二郎
  • 074
    Techパズル
    gori.sh
  • 075
    コラム「意識教育」
    シェル魔人