米Broadcom社の仮想化ソフトウエア「VMWare」のライセンス体系変更により多くの企業が移行先を検討しました。米Red Hat社が提供する仮想化基盤「Red Hat OpenShift Virtualization」もその一つです。ただし、他の移行先とは異なり、Red Hat OpenShift Virtualizationではコンテナ型仮想化基盤「OpenShift」上に仮想マシンを移行します。Kubernetesによる管理が主流になりつつあるコンテナ型クラウド環境で、仮想マシンも一元管理できることは大きなメリットになります。特集1では、Red Hat OpenShift Virtualizationについて分かりやすく解説しています。
特集2は、オラクルが提供するクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)でのクラウドネイティブアプリケーションの開発です。クラウドネイティブアプリケーションとは、初めからクラウド上で動かすことを前提に設計・開発されたアプリケーションです。新規のアプリケーション開発のみならず、既存アプリケーションのクラウドへの移行にも十分役立つ内容になっています。
このほか、レポートではWindowsのLinux環境「Windows Subsystem for Linux 2」で動作するLinuxディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux」、連載「知っておきたいシェル関連技術」では、次世代プロトコル「QUIC」を用いたSSH通信を紹介しています。
今回も読み応え十分のシェルスクリプトマガジン Vol.97。お見逃しなく!
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