前回、別々のパーティションに分けたいディレクトリーを示しました。「/boot」「/home」「/var」の3種類です。今回は、実際にUbuntu Serverのパーティションを分割し、それぞれのディレクトリーに割り当てます(図1)。
分割は、Ubuntu Sertverのインストール時に実施するのが簡単です。そこで、Ubuntu Serverのインストールから始めましょう。以前の連載「UbuntuではじめるLinuxサーバー」の第1回で紹介した方法でインストールメディアを作成してください。そして、同じ連載の第2回で解説した手順でインストールを進めます。図2の画面になったら、「手動」を選んでパーティションを手作業で作成します。
インストール対象のマシンに内蔵または接続されているストレージが自動認識されます。「iSCSIボリュームの設定」と「パーティションへの変更を元に戻す」の間に、そのストレージが表示されるのでそれを選択します(図3)。
ここでは何も書き込まれていないハードディスク(HDD)を利用しているので、最初にディスクの先頭にパーティション情報を保存するためのテーブルを作成します。図4の画面で「はい」を選びます。