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第8回 Webサーバーを作る(Apache)

Apacheの設定ファイル

Apacheの設定ファイルは、先ほど出てきたapache2.confです。「サーバールート」と呼ばれる基点となるディレクトリーに格納されています。サーバールートは「/etc/apache2」に設定されています。先ほど使ったlsコマンドでこのサーバールートの中身を表示してみましょう。

「conf-available」「conf-enabled」「mods-available」「mods-enabled」「sites-available」「sites-enabled」というディレクトリーと、いくつかのファイルがあります。実は、apache2.confには最低限の設定しか書き込まれていません。「Include」や「IncludeOptional」という命令(ディレクティブ)を使って別の設定ファイルを読み込むように記述されています。このようにすることで各モジュールやWebサイトごとに設定を用意でき、管理が楽になります。