シェルスクリプトマガジン

第5回 ストレージを柔軟に管理する(LVMの操作2)

論理ボリュームの縮小には「lvreduce」コマンドを使います。引数に「LV Path」に書かれていた論理ボリュームのパス名を、「-L」オプションに縮小したファイルシステムサイズ同じ20Gバイトの「20G」を指定して実行します。「Do you really want to reduce shmag1-vg/root? [y/n]:」が表示されたら「y」を入力します。

これで論理ボリュームも縮小できました。デスクトップ版UbuntuをシャットダウンしてDVD-RまたはUSBメモリーのメディアを取り外し、再度Ubuntu Serverが起動することを確認します。

Ubuntu Serverにログインしてlvdisplayコマンドを実行し、サイズが変わったかどうかを確認します。「LV Size」が「20.00 GiB」の20Gバイトになっています。なお、「[sudo] taro のパスワード:」のように表示されたら、自分のパスワードを入力します。

最後に

今回はLVMの利点である、論理ボリュームの縮小方法を紹介しました。次回は、残りの利点であるスナップショット機能を紹介する予定でしたが、Ubuntu Server 18.04 LTSを紹介します。2018年4月26日に長期サポート版としてUbuntu Server 18.04 LTSが提供されました。

written by シェルスクリプトマガジン編集部(あ)