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第5回 ストレージを柔軟に管理する(LVMの操作2)

ここで、デスクトップ版Ubuntuを再起動してDVD-RまたはUSBメモリーのメディアを取り外し、Ubuntu Serverが起動することを確認します。起動したらUbuntu Serverにログインし、「df」コマンドでルートファイルシステムの容量を確認します。「Size」を見てみると、縮小したサイズの20Gバイトになっています。

論理ボリュームを縮小する

ルートファイルシステムの容量を小さくできましたが、論理ボリュームサイズは変わっていません。ボリュームサイズは「lvdisplay」コマンドで確認できます。二つの論理ボリュームが表示されます。デバイス名から「LV Path」が「/dev/shmag1-vg/root」となっているものがルートファイルシステムです。
「LV Size」が論理ボリュームのサイズです。「98.56 GiB」なので、ファイルシステムサイズが約97Gバイトのときの約100Gバイトのままです。

論理ボリュームサイズを小さくし、その分の容量をボリュームグループに戻して再利用可能にします。論理ボリュームを縮小するには、論理ボリュームをシステムと切り離す必要があります。Ubuntu Serverをシャットダウンし、再度、デスクトップ版Ubuntuでライブ起動します。デスクトップ画面上で[Ctrl]キーと[Alt]キーを押しながら[T]キーを押して端末を開きます。