論理ボリュームの縮小には「lvreduce」コマンドを使います。引数に「LV Path」に書かれていた論理ボリュームのパス名を、「-L」オプションに縮小したファイルシステムサイズ同じ20Gバイトの「20G」を指定して実行します。「Do you really want to reduce shmag1-vg/root? [y/n]:」が表示されたら「y」を入力します。
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$ sudo lvreduce -L 20G /dev/shmag1-vg/root WARNING: Reducing active logical volume to 20.00 GiB. THIS MAY DESTROY YOUR DATA (filesystem etc.) Do you really want to reduce shmag1-vg/root? [y/n]: y Size of logical volume shmag1-vg/root changed from 98.56 GiB (25232 extents) to 20.00 GiB (5120 extents). Logical volume shmag1-vg/root successfully resized. |
これで論理ボリュームも縮小できました。デスクトップ版UbuntuをシャットダウンしてDVD-RまたはUSBメモリーのメディアを取り外し、再度Ubuntu Serverが起動することを確認します。
Ubuntu Serverにログインしてlvdisplayコマンドを実行し、サイズが変わったかどうかを確認します。「LV Size」が「20.00 GiB」の20Gバイトになっています。なお、「[sudo] taro のパスワード:」のように表示されたら、自分のパスワードを入力します。
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$ sudo lvdisplay --- Logical volume --- LV Path /dev/shmag1-vg/root LV Name root VG Name shmag1-vg LV UUID stEKZj-5oX8-Yjg9-BAst-UG5k-cg5P-vDjbAr LV Write Access read/write LV Creation host, time shmag1, 2018-05-09 19:05:33 +0900 LV Status available # open 1 LV Size 20.00 GiB (略) |
今回はLVMの利点である、論理ボリュームの縮小方法を紹介しました。次回は、残りの利点であるスナップショット機能を紹介する予定でしたが、Ubuntu Server 18.04 LTSを紹介します。2018年4月26日に長期サポート版としてUbuntu Server 18.04 LTSが提供されました。
written by シェルスクリプトマガジン編集部(あ)