シェルスクリプトマガジン

第3回 ストレージを柔軟に管理する(LVMの導入)

あとは、そのままインストールを進めれば、Ubuntu ServerでのLVMの設定は完了です。HDDが1台の場合、図5のようにパーティションが作成されます。「/」(ルート)とスワップ領域がLVMの論理ボリュームに割り当てられています。なお、「/boot」ディレクトリーやEFIシステムパーティションに割り当てるボリューム(パーティション)は、マシンのファームウエアやブートローダーがLVMを認識できないのでLVMには設定されません。

図5 ストレージ内の割り当て。マシンのファームウエアが「BIOS」と「UEFI」準拠で異なる

次回は

LinuxでLVMに設定し、ディスクの使用量を監視して不足しないように管理すれば、ディレクトリーごとにパーティションを分割する必要はありません。LVMを設定するか、パーティションを分割するかは、自分が管理しやすい方で選ぶとよいでしょう。
次回は、LVMの特徴である、論理ボリュームサイズの増減、スナップショットを紹介します。

written by シェルスクリプトマガジン編集部(あ)