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第2回 パーティションを分割する(Ubuntu Serverで実施)

前回、別々のパーティションに分けたいディレクトリーを示しました。「/boot」「/home」「/var」の3種類です。今回は、実際にUbuntu Serverのパーティションを分割し、それぞれのディレクトリーに割り当てます(図1)。

図1 パーティションを分割して個々のディレクトリーに割り当てる

分割は、Ubuntu Sertverのインストール時に実施するのが簡単です。そこで、Ubuntu Serverのインストールから始めましょう。以前の連載「UbuntuではじめるLinuxサーバー」の第1回で紹介した方法でインストールメディアを作成してください。そして、同じ連載の第2回で解説した手順でインストールを進めます。図2画面になったら、「手動」を選んでパーティションを手作業で作成します。

図2 パーティションの作成方法を選択する画面

インストール対象のマシンに内蔵または接続されているストレージが自動認識されます。「iSCSIボリュームの設定」と「パーティションへの変更を元に戻す」の間に、そのストレージが表示されるのでそれを選択します(図3)。

図3 Ubuntu Serverをインストールするディスクを選択

ここでは何も書き込まれていないハードディスク(HDD)を利用しているので、最初にディスクの先頭にパーティション情報を保存するためのテーブルを作成します。図4の画面で「はい」を選びます。

図4 パーティションテーブルの作成