MariaDBに、Lycheeからアクセスするためのユーザーと、写真の情報を管理するためのデータベースを作成します。まずは、次のコマンドを実行し、クライアントソフトのmysqlからMariaDBに接続します。
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$ sudo mysql |
プロンプトが「MariaDB [(none)]>」に変わったら、
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> create user lychee identified by 'password'; |
を実行してユーザーを作成します。ここではユーザー名を「lychee」、パスワードを「password」に設定しました。
次にデータベースを作成します。次のSQL文を実行してください。ここではデータベース名を「LYCHEE」にしています。
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> create database LYCHEE; |
最後に、
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> grant all on LYCHEE.* to lychee; |
を実行し、lycheeユーザーがLYCHEEデータベースを操作できるようにします。ここまで終えたら、次のコマンドでMariaDBとの接続を解除します。
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> \q |
Lycheeを動かす環境が整いました。次のコマンドでApacheのドキュメントルート(/var/www/html)に移動してLycheeのファイルを入手します。
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$ cd /var/www/html $ sudo git clone https://github.com/electerious/Lychee.git |
次のコマンドで、写真をアップロード・保存するディレクトリーに対して誰でも読み書きができるように設定します。
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$ sudo chmod -R 777 Lychee/{uploads,data} |
以上でLycheeのインストールは完了です。