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第23回 フォトギャラリーを作る(Lychee)

稼働に必要なソフトを導入する

Lycheeは、プログラミング言語「PHP」で記述されたWebアプリケーションです。UbuntuサーバーでLycheeを動かすには、次のコマンドで必要なソフト(パッケージ)をインストールします。

なお、連載の第8回第11回第15回で既に導入したパッケージも含まれています。「[sudo] taro のパスワード:」のように表示されたら自分のパスワードを入力します。「続行しますか? [Y/n]」が表示されたら、[Enter]キーを押します。

PHPの設定を変更する

写真という大きなファイルをアップロードできるように、PHPの設定ファイル(/etc/php/7.0/apache2/php.ini)を書き換えます。次のようにnanoなどのテキストエディタでこのファイルを開いてください。

368行目の実行タイムアウト時間を「30」秒から「200」秒に長めに設定します。

389行目は、1回のリクエストに使用する最大メモリー容量の指定です。写真を扱うので「128M」バイトから「256M」バイトにサイズを大きくします。

656行目では、HTTP/HTTPS通信のPOSTで送れるデータの最大サイズを指定します。大きな写真が送れるように、さらにエンコードも考慮しながら、ここでは「100M」バイトにします。

809行目はアップロードできる最大ファイルサイズの指定なので、写真のデータサイズを考慮して「20」Mバイトにします。

以上の4ヵ所の設定を書き換えてファイルを保存したら、