前述しましたが、テンプレートを使うとログメッセージを好きな形式(フォーマット)で出力できます。テンプレートは、rsyslogの設定ファイル内で次のように定義します。「テンプレートテキスト」は、メッセージのフォーマットを指定するだけでなく、ログの出力先のパスの指定などにも使えます。
$template テンプレート名,”テンプレートテキスト”
テンプレートテキストでは、「プロパティー」を利用します。このプロパティーを使うことで、ホスト名や日時、プログラムが出力したメッセージなどを、ログメッセージやファイルのパスにはめ込むことができます。表1によく使いそうなプロパティーをまとめました。そのほかのプロパティーについては、こちらを参照してください。
表1 よく使いそうなプロパティー
| プロパティー | 内容 |
|---|---|
| msg | メッセージ |
| hostname | ホスト名 |
| programname | プログラム名 |
| timegenerated | メッセージを受信した日時 |
| $now | 現在の年月日(YYYY-MM-DD) |
| $year | 今年 |
| $month | 今月 |
| $day | 今日の日付 |
| $hour | 現在の時間 |
| $minute | 現在の分 |