続いて主催者である、ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所 所長の當仲寛哲氏が「デジタルビジネス時代におけるシステム開発のあるべき姿 ~ユーザ主導開発の勘どころ~」という題で講演した。
自社の事業のしくみを熟知しているコンピュータリテラシーの高い人がシステム開発に携わるべきで、それを「ユーザが主導権を握っている状態」と定義する當仲氏。
「自社の強みを生かした競争優位のシステムは、他人が作ってくれるはずはない。だから自社主導で作るしかない」を原則として挙げ、流通業界の例を引きながら、勘定系や店舗レジ、物流、EDIなど固定的業務はパッケージなどでコストを下げるべきである一方、データ分析やB2CマーケティングはPDCAで最適化を行いアイデアと情報を組み合わせていくIT投資項目とすべきだと諭した。