Linuxを構成する各種ファイルは「/」(ルート)というディレクトリーを頂点とする階層化構造で管理されています(図2)。ルートの下には「bin/」「etc/」「lib/」などのディレクトリーが存在し、これらの中に用途別に分けられてファイルが格納されています。この階層構造は「Filesystem Hierarchy Standard」(ファイルシステム階層標準、FHS)で定められており、ほとんどのLinuxディストリビューションがFHSに準拠しています。
図2 階層構造によるファイル管理
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