シェルスクリプトマガジン

第16回 ブログサイトを作る(メール配信)

Postfixを導入する

SMTPサーバーソフトとして「Postfix」をインストールします。Gmailでは、暗号化や認証のプロトコルとして「TLS」(Transport Layer Security)を利用します。よって、次のように「libsasl2-modules」パッケージを一緒に導入します。

コマンド実行中に図6の設定画面が開きます。[Tab]キーを押して「了解」を選んで[Enter]キーを押します。

図6 Postfixのリレー設定(その1)

Postfixにすべてのメッセージを集めてスマートホスト(リレーサーバー)となるGmailサービスのSMTPサーバーに転送するので、カーソルキーで「スマートホスト付きインターネット」を選択し、[Tab]キーで「了解」を選んで[Enter]キーを押します(図7)。

図7 Postfixのリレー設定(その2)

「システムメール名」はそのまま(ここでは「shmag1」)で、[Tab]キーを押して「了解」を選択して[Enter]キーを押します(図8)。

図8 Postfixのリレー設定(その3)

「SMTPリレーホスト」にはリレーサーバーのホストを入力します(図9)。GmailのSMTPサーバーは「smtp.gmail.com」、アクセスするポートは「587」となるので、「[smtp.gmail.com]:587」を記します。DNSサーバーのMX(Mail eXchanger record)レコードを検索せずに直接アクセスするので、GmailのSMTPサーバーを角かっこでくくっています。

図9 Postfixのリレー設定(その4)