シェルスクリプトマガジン

第10回 インターネットに公開する

定期的にIPアドレスを更新する

ここまで終えたら、Ubuntu Server上で次のコマンドを実行します。MasterIDとPasswordは、自分のものに置き換えてください。

これがDDNSサーバーにルーターのIPアドレスを登録するコマンドです。エラーもなく動作したら、

のように、ジョブを定期的に実行するためのデーモン(常駐プログラム)「crond」の設定ファイルを編集するコマンドに実行します。
実行後、

のように表示されたら、「2」を入力して[Enter]キーを押します。これで設定ファイルの編集にnanoエディタが使えます。
既定の設定ファイルが開きます。22行程度のコメント(先頭に「#」が付いた)行が書かれています。その後に、

を追記します。こちらもMasterIDとPasswordは、自分のものに置き換えてください。これで、5分に1回IPアドレスが通知され、更新されていたら書き換わります。
以上で、先ほど登録したホスト名を使ってサーバーにアクセスできます。

次回は

今回は自宅に設置したサーバーをインターネットに公開する方法を説明しました。インターネット接続にブロードバンドルーターを利用しているオフィスなら同じような方法でサーバーを公開できます。次回は、データーを管理するサーバーである「データベース管理システム」を構築します。

written by シェルスクリプトマガジン編集部(あ)