世の中では、Windows/Linuxパソコン、Mac、スマートフォン、タブレット、Raspberry Piなどのさまざまなコンピュータが利用されています。通常、アプリケーションを開発する場合、CPUやOS、表示するディスプレイなどの動作環境の違いを意識したプログラミングをしなくてはいけません。
そのような実行環境をあまり意識することなく、一つのソースコードからさまざまなコンピュータで動作するアプリケーションを開発できるのが、マイクロソフトが提供するアプリケーション開発基盤「.NET」です。以前は、実行環境に合わせて「.NET Framework」「.NET Core」「Xamarin」に分かれていましたが、.NET 5で.NETとして統合。昨年11月には、.NET初の長期サポート版となる「.NET 6」が提供されました。
特集1では、この.NET 6を中心として、.NETの歴史や.NETを構成する主要な要素、.NET Frameworkと.NETの比較を解説し、サンプルを交えた.NETアプリケーション開発を解説します。
システム開発の全工程をカバーする表現力を持ち、ISO(国際標準化機構)やJIS(日本産業規格)で規格化されている表記法に「UML」(統一モデリング言語)があります。UMLでは、さまざまな図を使ってシステムの仕様や設計情報などを表現します。特集2では、UMLの概要や活用する効果、よく使われる図について分かりやすく紹介します。
特別企画では、マイコン「ESP32」と小型コンピュータボード「Raspberry Pi」を使って、簡易地震計を製作しました。Webブラウザ上に揺れをリアルタイムにグラフ表示します。
このほか、今回から「製品レビュー」を開始しました。エンジニア向けに、便利で面白いグッズやサービスを多数紹介していきます。
今回も読み応え十分のシェルスクリプトマガジン Vol.78。お見逃しなく!
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