サーバーOSとして広く利用されているLinux OS。その中核(コア)となるソフトウエアが「Linuxカーネル」です。ちなみに狭い意味でのLinuxは、このカーネルのことを指します。特集1では、Linuxカーネルがオープンソースである点を生かし、ソースコードを見ながら、その仕組みを詳しく解説します。
特集2では、教育向けマイコンである「BBC micro:bit」のプログラミングを紹介します。BBC micro:bitは、2000円程度で購入でき、小中学生でも扱えるビジュアルプログラミングツールが用意されています。本特集で扱うBBC micro:bit v2は、マイクやスピーカのほか、LEDディスプレイ、各種センサーなどが標準実装されています。BBC micro:bit単体でも十分にプログラミングが楽しめるハードウエアです。
特集3では、無料でも本格的に利用できるグループウエアソフト「GroupSession」を紹介します。GroupSessionは、スケジュール管理、掲示板、施設予約、ファイル管理、回覧板、日報など、21種類の機能を提供します。日本国内で開発されているので、いずれの機能も日本の企業に適した使い勝手を提供します。
Vol.76では、シェルスクリプト関連の記事として特別レポートを掲載しました。この特別レポートでは、ソフトウェア・シンポジウム2021 最優秀発表賞を受賞した「UNIX機におけるIoT機器制御のためのタイミング管理」の論文を紹介しています。リアルタイム処理が難しいLinux OSで、ミリ秒レベルでのタイミング制御を実現するコマンドを作成したという面白い内容となっています。
このほかに、連載「Raspberry Piを100%活用しよう」では、人感センサーを搭載したボードを扱いました。今回も読み応え十分のシェルスクリプトマガジン Vol.76。お見逃しなく!
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