シェルスクリプトマガジン

Vol.40 ( 2016 . August )

今月号の特集では、シェルスクリプトでログを高速処理します。ログというと、Webサーバーのアクセスログ、Syslog、イベントログなど多岐に渡りますが、データ量が膨大だと処理に時間がかかりすぎるという問題があります。それを解決したのが「Tukubai」を用いたユニケージ開発手法です。筆者の実体験をもとに、解析時間が千分の一になった全貌をご紹介します。
巻末資料(6ページ)には、「シェルスクリプトで高速処理! Personal Tukubaiでログを分析しよう! 」「漢のUNIX」「Personal Tukubaiを使ってみた」の3記事で登場した、Tukubaiコマンドの解説集を収録。
ぜひお見逃しなく。

CONTENT
  • 04
    シェルスクリプトで高速処理!ログを分析しよう!
    皆川正彦
    一般にログの中身は、ほとんどがテキスト形式で記録されており分析は難しくありませんが、データ量が膨大だと処理に時間がかかります。筆者の実体験をもとに、解析時間が千分の一になった「Tukubai」を用いたユニケージ開発手法の全貌をご紹介します。
  • 10
    法林浩之のFIGHTING TALKS
    法林浩之
    今年で6年目を迎える長寿ウェブテレビ番組「rie’s Café BAR」に出演した。配信がメインで目の前に観客がいない試合は初めての経験だった。この試合の裏側を、運営者へのインタビューも交えながら紹介する。
  • 12
    香川大学SLPからお届け!
    中矢誠(香川大学SLP)
    今回は、セキュリティコンテストCTF と、そこで出題されるCTF の問題を紹介します。問題の全てがセキュリティに直接結びついているわけではなく、セキュリティの基礎技術を構成する要素や、倫理的な問題なども含んでいます。力試しに挑戦!
  • 15
    姐のBENTO
    夏に嬉しい、涼しくて長持ちするお弁当をご紹介!
  • 16
    漢のUNIX
    後藤大地
    今号では、fishをより便利に使えるようになる、補完機能とエイリアスに相当する機能を取り上げる。
  • 20
    ITエンジニアのためのマーケティング入門
    水間丈博
    前回に引き続き「競合優位追求型マーケティング」について学ぶタケシとカンナ。鴻海やHONDAなどの世界的企業は、どんな風に自分たちの強みを築いていったのでしょうか。
  • 23
    40歳から始める、オレとRubyプログラミング
    しょっさん
    今月からは、実践に近いプログラムを作っていきます。サンプルのプログラムを元に、ネットワーク通信制御の実装方法を勉強していきましょう。
  • 28
    未来に活きる!現場で使える!データモデリング
    熊野憲辰
    今回は、予約や貸出に関するデータモデルの事例を紹介する。その予約がどのようなモデルになるかは、考え方で変わってくる。予約のモデルの中で少し珍しい形を紹介する。貸出のモデルは、身近な書籍貸出を事例にした。
  • 32
    円滑コミュニケーションが世界を救う!
    濱口誠一
    残業を削減するための全社横断プロジェクトに参加することになったA君B君。はじめのブレインストーミングが、既に上手くいっていないようです。どうしたら活発にアイディアが出るブレインストーミングを行えるの?!
  • 34
    Personal Tukubaiを使ってみた
    田代勝也
    ~データ生成や集計はTukubaiの十八番!?~ 処理自動化などの目的でシェルスクリプトを使っている人は多くても、複雑なデータ処理や大量データをシェルスクリプトで扱っている、という方は少ないはず。今回は、前回に引き続きPersonalTukubaiコマンドを高速処理に応用した事例に取り組む。 
  • 40
    中小企業手作りIT化奮戦記
    菅雄一
    棚卸作業の目的は帳簿上の在庫数と実際の在庫数にずれが生じていないか調べることだ。在庫を合わせるのは簡単なようで、実は難しい。今回は、在庫管理に関する悩ましい話を紹介する。
  • 44
    ConoHaでIP電話を使ってみよう!
    御影けい
    最終回となる今回は、自動音声応答装置を作るために、Ubuntu Server上にオープンソースのIP-PBX ソフトウェアである「Asterisk」をインストールし、設定をしていきます。最終的に、ソフトフォンからAsterisk のテストダイヤルを操作できる事を目標とします。
  • 48
    機械学習で石川啄木を蘇らせる
    高橋光輝
    石川啄木の未完の短歌「大跨に緣側を歩けば」の続きを、コンピューターの力を借りて復元するという企画です。今回は、前回入手した短歌データを形態素解析器で分割し、次回以降のモデル構築の足がかりにしていきます。
  • 52
    人間とコンピュータの可能性
    大岩元
    フローとしての個別情報を評価するためのストックの知識体系は、情報技術に関わる人にとって必要不可欠だ。今回はその中でも、重要事項について具体的に解説してみよう。
  • 55
    for文~あなたへ~
    桑原滝弥
  • 57
    ユニケージ開発手法コードレビュー
    土井潤
    USP研究所技術研究員が、開発現場で求められるユニケージ開発手法の事例を紹介します。今回はタグ形式を使用したシェルスクリプトについて説明します。
  • 62
    巻末資料
    今月号で登場するTukubaiコマンドのマニュアル(簡易版)を収録しました。
  • 69
    技術の向こうに見えるもの
    シェル魔人