それでは、シェルスクリプトを1行ずつ見ていきましょう。3~7行目で、送信元のメールアドレス、送信先のリストファイル名、自分のGoogleアカウントのユーザー名とパスワード、送信メッセージのテンプレートファイル名を設定しています。
9行目では、「wc」コマンドで送信先リストファイルの行数を数えて、送信先の数として変数「number_send」に代入しています。wcコマンドに「-l」オプションを付けると、改行の数を数えます。末尾に改行を必ず入れてください。
10行目で、メッセージテンプレートの送信元メールアドレスの位置に、実際のメールアドレスをあてはめています。あてはめには「sed」コマンドを使います。sedについては、第1回を参照してください。「>」(リダイレクト)を使って、送信元のメールアドレスをはめこんだものを「/tmp/tmp_message.txt」ファイルとして保存します。