最近はクラウドサービスなどの普及により、Webブラウザとメールクライアントがあれば、パソコン上での8割以上の作業ができます。専用のアプリケーションがなくてもそれほど困ることはありません。ただ、専用アプリケーションの方が、操作が楽だったり、便利だったりすることもあります。
多くのLinuxディストリビューションでは「パッケージ」という形式で専用アプリケーションを用意しています。このパッケージは「パッケージ管理システム」というソフトウエアで、簡単に導入や削除ができます。よって、1.を満足するものとして、多くのパッケージが提供されているLinuxディストリビューションを選びます。
Windowsでも使い方などが分からずに友達に聞いたり、インターネットを調べたりすることがあるでしょう。Windowsに比べてユーザー数がとても少ないLinuxは、インターネットの情報に頼るしかありません。インターネット上に多数の情報があるのは、Linuxディストリビューションの中でも一番利用されているものです。よって、2.を満足するために一番利用者が多いLinuxディストリビューションを選択します。
Windowsも同様ですが、サポート期間中、ソフトウエアは常にアップデートされています。Linuxディストリビューションでも配布元が独自にサポート期間を決めて、その間にアップデート用のソフトウエアを提供しています。よって、3.を満足するにはサポート期間が長いLinuxディストリビューションを選びます。なお、Linuxディストリビューションの場合、バージョンによってサポート期間が異なるものもあります。選択時にはバージョン番号にも気を付けます。
日本人なので、ノートパソコンやデスクトップパソコンでの日本語の表示と入力は重要でしょう。Linuxディストリビューションの多くは、米国や欧州の人たちが中心で開発しています。多言語対応になっていますが、そのままでは日本語入力ができないものも多数あります。よって、4.を満足するために、日本語の入力ができるもの、あるいは何らかの操作で日本語入力が可能になるLinuxディストリビューションを選択します。
Windowsも同様ですが、デスクトップ画面の操作が重たいと感じると、そのパソコンを積極的に使わなくなります。デスクトップ画面操作の快適さは、かなり重要です。Linuxディストリビューションの中には、デスクトップ画面操作の快適さを追求したものがあります。よって、5.を満足するために、そのようなLinuxディストリビューションを選びます。