近年、便利で安価なクラウドサービスが登場しているため、自宅でサーバーを立てる、サーバーソフトを試すといった需要が減っています。ただし、DockerやKubernetesなどの登場により、サーバー環境の構築や運用管理がかなり複雑になっています。また、インターネットが急速に広がったため、さまざまなセキュリティ対策が求められています。これらの技術を学習・実験・テストするには、自由に使えるネットワーク環境が必要です。特集1では、さまざまなサーバーソフトやセキュリティ対策の学習・実験・テストに使えるように自宅のネットワーク環境を整備する方法を紹介しています。
特集2では、耐量子コンピュータ暗号(PQC)と公開鍵基盤(PKI)を解説しています。今までの暗号化方式では、将来、量子コンピュータに破られる可能性が出てきています。すでに実装が始まっているPQCの仕組みや動向、公開鍵基盤(PKI)に及ぼす影響などをまとめました。
特別企画では、2025年5月20日にリリースされた企業向けLinuxディストリビューションの新版「Red Hat Enterprise Linux 10」の新機能と、個人ユーザーにおける無料利用方法を紹介しています。
このほか、レポートでは米OpenAI社の最新LLM(大規模言語モデル)の「GPT-5」、香川大学の学生が執筆している連載「香川大学SLPからお届け!」ではAI駆動のプログラミング学習アプリを作成方法を扱っています。
今回も読み応え十分のシェルスクリプトマガジン Vol.98。お見逃しなく!
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