世の中には、さまざまなデータが存在します。それらのデータを分析して課題解決や意思決定につなげていく「データサイエンティスト」という職業が近年注目されています。特集1では、プログラミング言語「Python」における人気のデータ分析ライブラリ「pandas」の使い方を紹介します。このpandasは、データサイエンティストにとって、とても有用なライブラリです。
特集2では、前回に引き続き、AI(人工知能)の機械学習において最近話題の「AutoML」(Automated Machine Learning)を解説します。AutoMLは、機械学習モデルに係る作業を完全に自動化し、機械学習の知識がなくても簡単にAIの実装を可能にする技術です。データサイエンティストなどの専門家でなくてもAIが扱えます。今回の応用編では、IBM Cloudの「AutoAI」上で、データの収集から、AutoMLの活用、業務への適用、運用までの利用事例を紹介します。
特別企画は、2023年3月10日にビット・トレード・ワンから発売された拡張ボード「ラズベリーパイ接続 RP2040エッジアクセラレータ」の使い方の後編です。同ボードは、Raspberry Pi Picoに搭載されているArmプロセッサ「RP2040」を備えていて、Raspberry Pi Pico以外のRaspberry Piと連携して利用します。後編では、C++言語で拡張ボードのファームウエアを開発し、同ボードに搭載されているアナログ/デジタルコンバータ(ADC)からの出力をラズパイに渡してグラフ化します。
このほか、新連載として「Linux定番エディタ入門」が始まりました。初回は「nano」エディタです。「Vim」や「Visual Studio Code」なども紹介する予定です。
今回も読み応え十分のシェルスクリプトマガジン Vol.84。お見逃しなく!
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