過去に爆発的な人気を博した、プログラミング言語「Ruby」のWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails」ですが、現在では「死んだ」と言われています。しかし、昨年11月にRuby on Railsのドキュメントや教育、マーケティングなどを支援する団体「Rails財団」が設立されました。また、昨年末にRubyの新版「Ruby 3.2」がリリースされました。このようにRuby on RailsおよびRubyに対して大きな変化が訪れています。
特集1では、地図アプリの作成を題材に、Ruby on RailsによるWebアプリケーション開発を紹介します。素早くプログラミングができるRuby on Railsを体験してみてください。
特集2では、入門編として、AI(人工知能)の機械学習において最近話題の「AutoML」(Automated Machine Learning)を解説します。AutoMLは、機械学習モデルに係る作業を完全に自動化し、機械学習の知識がなくても簡単にAIの実装を可能にする技術です。データサイエンティストなどの専門家でなくてもAIが扱えますので、ぜひ注目してください。
特別企画では、2023年3月10日にビット・トレード・ワンから発売された拡張ボード「ラズベリーパイ接続 RP2040エッジアクセラレータ」の使い方を2回に分けて紹介します。同ボードは、Raspberry Pi Picoに搭載されているArmプロセッサ「RP2040」を備えていて、Raspberry Pi Pico以外のRaspberry Piと連携して利用します。リアルタイム制御など、Raspberry Pi Pico以外のRaspberry Piのみでは実現できないことも可能です。
このほか、連載「香川大学SLPからお届け!」では、メッセージの感情表現を絵文字で表すチャットボットの作成方法を、連載「中小企業手作りIT化奮戦記」では、新システム導入時に発生した数々の問題を紹介しています。どちらも大変面白い内容になっています。
今回も読み応え十分のシェルスクリプトマガジン Vol.83。お見逃しなく!
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