前回は、カーネルやシステムに関連するログを収集・制御しているソフトウエア「rsyslog」の概要を紹介しました。その中で、「/etc/rsyslog.d/50-default.conf」の設定ファイルに、カーネルやシステムに関するログ出力のための設定が書き込まれていると説明しました。
今回は、このデフォルトで用意されている/etc/rsyslog.d/50-default.confの内容から、Ubuntu Server 16.04 LTSでは、どのようなログが取得されているのかを確認します(図1)。
図1 デフォルトのログ設定を確認する