前回は、データベース管理システム(DBMS)「MariaDB」のデータ操作方法を紹介しました。今回はユーザーを登録し、そのユーザーに対してデータベースやテーブルの各種操作権限を設定します。
MariaDBの初期状態では、管理者となる「root」しか登録されていません。このrootユーザーならMariaDBのすべての操作が可能ですが、rootだけでMariaDBを運用するのはセキュリティ上問題です。
MariaDBには、Ubuntu ServerなどのOSに関係ない専用のユーザーを複数登録できます。このユーザーごとに、データベースやテーブルへの各種操作に対する許可や禁止を設定できます(図1)。