シェルスクリプトマガジン

第9回 Webサーバーを作る(アプリを動かす)

便利なコマンドを導入する

入力フォームの「送信」ボタンをクリックすると、Webブラウザーが「http://Ubuntu ServerのIPアドレス/cgi-bin/cal.sh?value1=値&value2=値&value3=値&value4=値&value5=値」のアドレスにアクセスし、これでCGIプログラムが動作します。入力値は「value1=値&value2=値&value3=値&value4=値&value5=値」という形式で渡されます。
この値は、そのままの形式で「QUERY_STRING」という環境変数に格納されます。CGIプログラムでは、この環境変数から各値を取り出して足し算しなくてはいけません。このような処理をシェルスクリプトが簡単に書けないわけではないですが、値を取り出す部分にオープンソースソフトを使ってみます。
ここでは「Open-usp-Tukubai」の「cgi-name」コマンドを使いました。Open-usp-Tukubaiは無料で使える、プログラミング言語のPythonで書かれた便利なコマンド集です。cgi-nameコマンドでは、

のように取り出せます。あとは、awkコマンドなどで値だけにすればよいでしょう。
Open-usp-Tukubaiは、次のようにインストールします。