シェルスクリプトマガジン

第5回 リモートアクセス環境の構築(ファイルの送受信)

WinSCPを使う

導入完了後、スタートメニューからWinSCPを起動します。「ログイン」のダイアログが開くので、「ホスト名」に連載第3回でUbuntu Serverに設定した固定IPアドレスを、「ユーザ名」にログインできるユーザー名を、パスワードを保存するなら「パスワード」にそのユーザーのパスワードを入力します(図2)。「転送プロトコル」は「SFTP」になっています。送受信方法に違いがありますが、SFTPでもSCPでもどちらでも構いません。

図2 リモートからログインできる情報を入力

すべての項目を入力したら、「保存」ボタンをクリックして設定を保存します。開いた「セッションの保存名」ダイアログの「パスワードを保存(推奨されません)」にチェックを付けると、パスワードの入力が不要になります(図3)。「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。

図3 設定を保存する

「ログイン」ダイアログの左側にセッション名として設定が表示されます(図4)。

図4 保存された送受信設定