「wget」や「curl」など、インターネットにアクセスするコマンドに対してもプロキシーサーバーを設定しなくてはいけません。この設定には「http_proxy」「https_proxy」「ftp_proxy」「HTTP_PROXY」「HTTPS_PROXY」「FTP_PROXY」の環境変数を使います。具体的には、次の内容を「~/.bahrc」ファイルの末尾に追記します。こちらも「プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス」と「ポート番号」をシステム管理者に確認の上、書き換えます。
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export http_proxy=http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/ export https_proxy=http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/ export ftp_proxy=http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/ export HTTP_PROXY=http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/ export HTTPS_PROXY=http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/ export FTP_PROXY=http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/ |
~/.bahrcファイルは、一般ユーザーでも書き換えられるので、
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$ nano ~/.bashrc |
を実行してnanoエディタで開いてください。
~/.bashrcの「~」(チルダー)はユーザーのホームディレクトリーを表す記号です。.bahrcは「シェル」が起動するたびに読み込まれる設定ファイルです。シェルとは、コマンドを実行するためのソフトで、今操作しているのがシェルです。「端末」(tty)と呼ばれるソフト内で動いています。
ファイルを保存してエディタを閉じたら、書き込んだ環境変数を反映させるために、
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$ source ~/.bashrc |
を実行します。これで二つ目の設定も完了です。