家庭内LANの場合、ここは読み飛ばして構いません。企業内のLANでは、インターネットの出入り口に配置された「プロキシーサーバー」を設定しないとインターネットにアクセスできないことがあります。Ubuntu Serverでは、次の2カ所でプロキシーサーバーを設定します。
後述するパッケージ管理システムの「APT」を利用するために、次の設定を書き込んだ「/etc/apt/apt.conf」ファイルを新規に作成します。「プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス」と「ポート番号」は、企業内のシステム管理者に確認して書き換えてください。
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Acquire::ftp::proxy "http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/"; Acquire::http::proxy "http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/"; Acquire::https::proxy "http://プロキシーサーバーのホスト名またはIPアドレス:ポート番号/"; |
このようなテキストファイルを作成・編集するのにエディタを使います。Linuxに慣れていないなら「nano」エディタがお薦めです。次のようにnanoエディタで/etc/apt/apt.confファイルを開きます。一般ユーザーでは/etc/apt/apt.confファイルを保存できないので、sudoコマンドを付けて管理者(rootユーザー)で実行しています。
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$ sudo nano /etc/apt/apt.conf [sudo] password for ユーザー名: ← ユーザーのパスワードを入力 |
図2の画面が開きます。先ほどの3行を書き込んだら、[Ctrl]キーを押しながら[X]キーを押して[Y]キーと[Enter]キーを押します。これでファイルが保存され、エディタが閉じます。一つ目の設定は以上です。