連載第10回で紹介したようにDMZでインターネットにサーバーを公開する場合、連載第21回で紹介した手順でファイアウォールを構築し、次のコマンドでFTPSの通信を許可するように設定します。
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$ sudo ufw allow 21 $ sudo ufw allow 49152:65534/tcp |
これでインターネットにFTPSサーバーを公開できます。
連載第10回で紹介したようにポートフォワーディングでインターネットにサーバーを公開する場合、ポートフォワーディングの設定画面(バッファローのルーター「WCR-1166DS」では「ポート変換」)でTCP「21」番ポートと、先ほどデータ転送用に設定したポート(ここでは「49152」と「49153」)をそれぞれ図3、図4のように追加します。これで、インターネットにFTPSサーバーを公開できます。
今回は、前回構築したFTPSサーバーをインターネットに公開する方法を紹介しました。二つ以上のポートを使って通信するサーバーでは、特にファイアウォールやルーターの設定に注意してください。
次回は「GitHub」のようなソースコードなどのバージョン管理が可能なサーバーを構築します。
written by シェルスクリプトマガジン編集部(あ)