実際に次の設定を書き加えて保存してみます。この例では、5分に1回(「*/5」のように記述)、crontabファイルを作成したユーザーのホームディレクトリー内に「date.txt」ファイルを作成し、そのファイルにジョブを実行した日時を追記します。
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PATH=$PATH:/bin:/usr/bin:/sbin:/usr/sbin */5 * * * * date >> ~/date.txt |
保存した時点で、ジョブの自動実行が開始します。10分以上待ってから、
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$ cat ~/date.txt 2018年 10月 31日 水曜日 15:40:01 JST 2018年 10月 31日 水曜日 15:45:01 JST |
のコマンドを実行して上のように二つ以上の日時が表示されることを確認してください。
cronによるジョブの自動実行がうまく動作しました。この設定を記述したcrontabファイルは「/var/spool/cron/crontabs/ユーザー名」として保存されています。なお、「/var/spool/cron/crontabs」ディレクトリーにはシステム管理者(rootユーザー)しかアクセスできません。確認したい場合は、システム管理者でアクセスしてください。
例にしたジョブの自動実行をそのまま放置しておくとdate.txtファイルが大きくなるので、次のコマンドで設定を削除します。
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$ crontab -r |