シェルスクリプトマガジン

第21回 サーバーを守る(ファイアウォール)

ここまで設定したら、次のコマンドを実行してファイアウォールを有効にします。リモートから実行した場合、「Command may disrupt existing ssh connections. Proceed with operation (y|n)?」の問い合わせメッセージが表示されます。先ほどのコマンドでリモートアクセスを許可しているので接続が切れることはありません。「y」を入力して[Enter]キーを押します。

これでファイアウォールが有効になりました。最初に実行した「sudo ufw status」を再度実行し、ファイアウォールの状態を確認します。ファイアウォールが有効になり、TCP/UDPポート「22」番へのアクセスが「ALLOW」で許可されていることが分かります。

リモートアクセス用パソコンでWebブラウザーをリロードして「http://Ubuntu ServのIPアドレス/」に再度アクセスしてください。図5のようにアクセスできなくなりました。さらに、端末ソフト「TeraTerm」をもう一つ起動して、サーバーにログインできることを確認します。ログインできれば、ファイアウォールの設定が反映されています。

図5 トップページにアクセスできなかった