シェルスクリプトマガジン

第18回 ログを収集する(rsyslogの概要)

rsyslogを構成するファイル

rsyslogでは「/usr/sbin」ディレクトリーにある「rsyslogd」という常駐プログラム(デーモン)でログの収集や転送を実施しています。rsyslogdの設定ファイルは「/etc/rsyslog.conf」です。Ubuntu Server 16.04 LTSの/etc/rsyslog.confファイルは、次のような内容になっています。「#」で始まる箇所は、コメントなので取り除いています。矢印(←)以下にそれぞれの行の意味を記しました。

このファイルには、ログを取得するための設定が書き込まれていません。その設定は「/etc/rsyslog.d」ディレクトリーの下にあるファイルに書き込まれています。Ubuntu Server 16.04 LTSでは、全体にかかわる設定を/etc/rsyslog.confファイルで、個々のソフトウエアに関連する設定を/etc/rsyslog.dディレクトリー内のファイルで管理しています。